鎮守の森からものづくり | 神社と森を楽しむアイデアコンテスト

使用する材

■鎮守の森で在来種を脅かしている外来種や本来の植生を妨げる等の有害樹種

笹

ササ・タケ

モウソウチク・マダケその他のタケ類は繁殖力が強く、侵入すると在来種の生長を阻む。

シュロ

シュロ

鳥による種子散布のため、特に鳥類の住処または休憩に好まれる社叢には、最近多量に芽生えが増えている。分枝は少ないが常緑の葉を幹の先端にかためて着け、地表を暗くするので、草本層が単純になる。

つる植物

ツル植物

他の植物に巻きつくなどして負担をかける。

南京はぜ

ナンキンハゼ

中国原産の落葉高木。紅葉が美しいが、常緑樹林に入り込んで本来の景観を変えてしまう。鹿など草食動物の非嗜好植物であるため、草食動物が多くなった地域では増殖して、在来の植生を撹乱している。

とうねずみもち

トウネズミモチ

亜高木層まで生育する外来種で、鳥によって種子を散布。生長が早く、繁殖率も高い。葉を大きく広げ、林床の日照を阻害し、在来の林床植物の生長を阻む。

■ナラ・シイ・アベマキ等の有用木(現代社会にマッチした利用法を考えてください)

ナラ

ナラ

中部地方以西に拡がるナラ枯れ被害は、老木となり樹盛が衰えたことで原因害虫であるカシノナガキクイムシが入り込み易くなった為とされるが、その予防には、直径20㎝くらいで材として利用し、次の世代を育てるといった方策が有効だと思われる。

シイ

シイ

古くから薪炭材として利用されてきたが、戦後の燃料革命により化石燃料にとってかわられ、利用されないままに大径木化している。次の世代を育てる為、直径20㎝くらいで材として利用するのも方策。

アベマキ

アベマキ

同様に、次の世代を育てながら、直径20㎝くらいで材として利用することが提案される。

※アイデア作りの参考に、社叢(森)から素材を提供していただく場合は、必ず管理者からの了承を得てください。
また、社叢からの恵み(余剰な資源)を活かすのが目的であり、搾取してはなりません。社叢を美しく維持する程度に提供を受けてください。